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宇和島エリアを遊び尽くそう!

愛媛県の西南部に位置する宇和島エリア(宇和島市、松野町、鬼北町、愛南町)は、知る人ぞ知る観光スポットです。歴史ロマンが息づく町並み、自然がおりなす神秘の渓谷美、海賊ゆかりの郷土料理など、楽しみ方はいろいろ!

巨岩が生み出すダイナミックな景観
秘境感たっぷりの大渓谷

滑床渓谷

松野町ふるさと創生課
愛媛県北宇和郡松野町大字松丸343番地
TEL 0895-42-1116

 

宇和島の中心街から車で1時間足らずで行ける、秘境感たっぷりの景勝地、滑床渓谷(なめとこけいこく)。四万十川の支流である目黒川の上流に広がる大渓谷です。長年の浸食によって岩肌が滑らかになっているのが名の由来で、一枚の巨大岩盤を滑るように落ちる「雪輪の滝」をハイライトに大自然の営みが展開され、訪れる人を魅了します。

渓谷に沿って遊歩道が整備されているほか、花崗岩の地層を活かした日本屈指のキャニオニングスポットとしても知られ、まさに「体感できる絶景」。町の中心部には、全国的にも珍しい駅舎内の天然温泉「森の国ぽっぽ温泉」があるので、帰りは温泉で疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。

 

日本一新鮮!
超絶旨いカツオ界のスーパースター

深浦のカツオ

愛南町商工観光課
愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲2420
TEL 0895-72-7315

 

カツオの水揚げ量四国一を誇る、愛媛県愛南町の深浦(ふかうら)漁港。どこよりも新鮮なカツオを味わえるとあって、県内外から多くの人が訪れます。なかでも食通の間で脚光を浴びるのが「愛南びやびやかつお」。びやびやとは、非常に鮮度が高く身の締まった魚に対して使われる地元の浜言葉で、釣り上げてすぐ船上で活け締めたものが、愛南びやびやかつおなのです。

新鮮すぎて包丁が入りにくいほどの弾力があり、旨みも甘みもしっかりあって、臭みはなし。一般に流通しているカツオとはひと味もふた味も異なり、希少性の意味合いも含めて「幻の味」と絶賛されています。カツオはとにかく鮮度が命。なので地元で食べるのがおすすめ。町内の旅館や飲食店、居酒屋などで、ぜひ!

 

江戸時代の繁栄を今に伝える
伊達十万石のシンボル

宇和島城

宇和島城
愛媛県宇和島市丸之内1-127
TEL 0895-22-2832

 

江戸時代に仙台伊達藩主 伊達政宗の長男 伊達秀宗が入部して以降「伊達十万石の城下町」として栄え、四国西部の中心として文化を発展させてきた宇和島。そのシンボルとして丘陵にそびえ建つのが宇和島城です。1600年頃、築城の名手として名を馳せた藤堂高虎(とうどうたかとら)によって築かれました。

後に伊達家が改修した白亜の天守は、その美しさから「鶴島城」と称えられています。現在全国に12城しか残っていない現存天守(江戸時代以前から保存されている天守)のひとつで、国の重要文化財にも指定されています。見どころは多く、天守からの眺望はもちろん、城山の散策もおすすめ。火災や伐採をまぬがれたため、巨木や珍しい植物の宝庫となっています。

 

全国唯一「鬼」が付く町の
ユニークな挑戦

鬼のまちづくり

鬼北町企画振興課
北宇和郡鬼北町大字近永800-1
TEL 0895-45-1111

 

ご当地キャラクターの日本一を決める「ゆるキャラグランプリ」。10年目の節目を迎える今年、惜しくも終了することが発表されていますが、歴代エントリーのなかで「全然ゆるくない!」「怖すぎ」と話題をさらい、一躍人気になったのが鬼王丸(おにおうまる)です。筋骨隆々とした体で金棒を持ち、鋭い眼光で人間を威嚇する風貌。世界的フィギュアメーカー海洋堂が制作しました。

そんな強面キャラの生まれ故郷、鬼北町(きほくちょう)は、南方にそびえる鬼ヶ城山の北に位置することから、昔から鬼北と呼ばれている中山間地域。全国1741の地方自治体で唯一「鬼」の文字が入ることから、町をあげて趣向を凝らした「鬼のまちづくり」を推進しています。鬼のウォールアート、鬼のグッズ、鬼嫁コンテスト、鬼割引など。今、注目のシュールな観光スポットです。

 

独自の熟成で旨味たっぷり
日本古来の高級食材

鬼北熟成きじ

鬼北きじ工房
愛媛県北宇和郡鬼北町延川1166
TEL 0895-48-0771

 

ゆるキャラの概念をも揺るがした「鬼王丸(おにおうまる)」を輩出した鬼北町(きほくちょう)。その特産品として全国に誇るきじ肉は、低カロリー、高たんぱくの高級食材です。熟成させると旨味成分が増し、より美味しく食べられる特徴を活かし、鬼北町の生産者は自然に近い環境で育成したうえで、加工後に一定の温度で48時間熟成「鬼北熟成きじ」というブランド名で流通させています。

鬼北熟成きじは、通常の鶏肉に比べて弾力があり、コクと旨味を感じられます。ムネ・モモ・ササミ・ガラに解体した真空パック肉、きじ鍋セット、燻製などバリエーションは豊富で、町内にある道の駅などで購入できるほか、オンラインショップでもお求めになれます。

 

宇和海に臨む石垣の里
石の迷路を散策

石垣の里

愛南町商工観光課
愛媛県南宇和郡愛南町城辺甲2420
TEL 0895-72-7315

 

愛媛県の南端、愛南町にある小さな集落「外泊(そとどまり)」。海に面した急斜面に石垣が高く積まれ、段々畑状に民家がひしめき合う「石垣の里」として知られています。2007年には「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれました。軒に達するほどの高さに石を積み上げるのは、台風や季節風から人々の暮らしを守るため。すべて人の手によって積まれたというから驚きです。

集落の見どころが紹介された散策マップを片手に、石畳の小径を進んでいくとまるで迷路を歩いているような気分に。同じ石が何度捨てても網に掛かったためにその石を祀った「屋敷神様」、海が眺められるよう石垣を切り欠いた「遠見の窓」も必見。古民家風の休憩所「だんだん館」では、宇和海を眺めながら、海の幸たっぷりの定食や軽食を楽しめます。石垣、石畳に囲まれたのどかな雰囲気を味わってみては?

 

新鮮な真鯛を豪快に!
磯の香り広がる海賊めし

宇和島鯛めし

宇和島市観光物産協会
愛媛県宇和島市弁天町1-318-16
TEL 0895-22-3934

 

宇和島の沿岸は変化に富み複雑な構造のリアス式海岸のため、入り江を利用した養殖漁業が盛ん。なかでも真鯛の養殖生産量は日本一! 愛媛県の県魚にもなっている、そんな高級魚を豪快に味わえるのが「宇和島鯛めし」。生卵をといた醤油のなかに鯛の刺身や海藻、薬味を混ぜ合わせ、それを炊きたてのご飯にぶっかけて食べる郷土料理です。

昔、宇和海の海賊たちがお酒を飲んでいたお椀にめしを盛り、鯛の切り身をのせ醤油をかけて食べたのが始まりだとか。一般的に鯛めしといえば炊き込みですが、こちらは生。新鮮でコリコリとした刺し身の食感と、磯の風味がたまりません。お店ごとにそれぞれ特徴があるので、食べ比べてみるのもおすすめ!

 

水族館や体験施設など
丸一日遊べる道の駅

虹の森公園

株式会社まちづくり松野
愛媛県北宇和郡松野町大字延野々1510-1
TEL 0895-20-5006

 

虹の森公園は、休憩・情報提供・地域振興などの機能を併せ持つ道の駅。なかでもファミリーに人気なのが淡水魚水族館「おさかな館」です。日本最後の清流といわれる四万十川に生息する淡水魚に加えて、世界最大級の淡水魚ピラルク、二足立ちするワニの「だいごろう」、さらにはペンギンやカワウソなど多様な生き物と、「餌やり体験」などを通して触れ合うことができます。

そのほか虹の森公園には、地域の特産品や新鮮野菜を販売している「かごもり市場」、ガラス細工が体験できる「森の国ガラス工房」、新鮮なトマトのもぎ取り体験やピザ作り体験、ハーバリウム作り体験などができる「森の国ファーム」、車中泊専用の施設「RVパーク」「レンタサイクル」などがあり、しかも料金はお手頃! ほのぼのとした雰囲気のなかで松野町の魅力を発見できること請け合いです。