ふるさと納税 冬の陣～2023～

滋賀県の北西部、琵琶湖を臨む高島市の返礼品には、百貨店「高島屋」のバイヤーが選んだ特産品がずらり！　「店舗がない地域なのに、どうして？」 答えは、高島屋の創業家出身地だから。屋号も地名に由来しています。そんなコラボ企画で注目したい返礼品は、まず近江牛、それも高級部位のヒレ。冷凍ではなく冷蔵で配送されるので、上品で繊細、口の中でとけるような味わいを存分に堪能できます。

同県初のブランド合鴨「近江鴨」も見逃せません。寒い季節に人気の鍋セットは、ロース・もものスライス、つくね、つゆ、香味たれをまとめて提供。芳醇な香りとコクに魅了されながらの締めは、雑炊または蕎麦がおすすめです。その他、琵琶湖に流入する安曇川の水を使って育てられたお米、ミルキークイーンもおすすめ。もちもち、ふっくら。冷めても硬くなりにくいので、おにぎりや弁当にもうってつけですよ。

のどかな田園風景が広がる一方、名古屋のベットタウンとして発展してきた愛知県日進市。大学や研究施設も多く、学生など若い世代に合わせた街づくりが進んでいます。返礼品にもそのような新しさを感じさせるものが揃っており、代表的なのが外付けHDDです。1TBから8TBまで目的に合わせて容量を選べます。記憶装置を返礼品として用意している自治体は、ごくわずか。欲しい人は日進市を要チェック！

おいしいものも揃っています。純米吟醸酒「杲流（こうりゅう）」は、フルーティーな甘みがあり、後味がすっきり。長野県木祖村にある、世界的なワイン品評会の日本酒部門で最優秀賞を受賞した湯川酒造で醸したお酒です。「なぜ長野のお酒が返礼品に？」と思う人もいるでしょう。木祖村は友好関係にあり、”交流”を目的につくられたのがこのお酒です。原料には日進でとれた米が使われています。その他、バラエティに富んだ味付けが堪能できるソーセージ・ハムの詰め合わせもあります。カマンベールチーズ、ほうれん草、グリーンペッパー入り…お気に入りの味を探してみては？

町域の半分以上が国立公園に指定されている三重県南伊勢町。神宮から続く森と、複雑なリアス海岸が織りなす変化に富んだ自然は、見応えはもちろん、食材にも恩恵をもたらしています。例えば多彩な草花からミツバチが集めた純粋はちみつ「百花蜜」。くせがなく、甘すぎないので「砂糖のかわりに使う」「あっという間に使い切ってしまった！」の声が多い逸品です。

南伊勢町の気象・土壌は、みかん栽培にも適しています。地元農家の真心と相まって、コク・甘み・酸味のバランスがとれた味わい。現在、予約受付中で、12月中旬以降に順次発送となります。そして、特産品として人気上昇中なのが、沿岸の養殖漁場で育つ「伊勢まぐろ」。さっぱりとした脂となめらかな口どけが好評で、鮮度そのままの急速冷凍でお届け。南伊勢の恵みを、ぜひ！

やきもののまちといえば、愛知県瀬戸市。千年以上の歴史文化がある瀬戸焼は「瀬戸でつくることができないものはない」と言われるほど多様な種類があるのが特徴で、今も多くの人々を魅了し、ふるさと納税の返礼品としても人気です。伝統の和食器ながらモダンなデザインもあるので、「長く愛用できる逸品」を探している人はぜひチェックを！

2016年に誕生したキッズバイク専門ブランド「ヨツバサイクル」も人気です。軽量アルミを使った設計で、サイズ、カラーは豊富。「どれにしようか？」とお子さまと一緒なら、返礼品選びがより楽しくなるはず！食品の注目株は燻製専門店の手づくり無添加燻製セットです。ふるさと納税を通して瀬戸の新たな魅力を発見しよう！

秋になると、湖をぐるりと囲んだ1万本のもみじが赤く染まり、その美しさを見ようと遠方から多くの人たちが訪れ、賑わいを増す長野県箕輪町。返礼品も多彩で、なかでも「これまでの味噌と全然違う、また使いたい！」とリピーター続出の逸品が、「山万味噌」です。大豆と米はもちろん地元の信州産で、無添加。米こうじの割合を増やすことで、上品でまろやかな味わいになっています。

「あいかの香り」というりんごも話題の逸品。品種改良ではなく地元農家さんの畑でたまたま発見された希少品種です。苗が高額で、栽培が難しいとあって、市場にあまり出回らないようですが、ふるさと納税なら、手に入ります。そのほか、人気は、直火焙煎のミックスナッツ。油と塩は一切使用しておらず、素材本来のコクと自然な甘さを引き出しています。「あとひとつ…」とつい何度も手を伸ばしたくなりますが、食べすぎ注意。保存に便利なチャック付き袋入りなので、ゆっくり楽しんでくださいね。

滋賀県19市町で一番小さな町と知られる豊郷町（とよさとちょう）。面積は7.8k㎡と小さいながらも、訪れたくなる魅力がギュッと凝縮されています！ 例えば、かつて「東洋一の小学校」と称賛された豊郷小学校旧校舎群。著名な建築家ヴォーリズ氏の設計により1937（昭和12）年竣工、現在はアニメ「けいおん」の聖地として知られ、ドラマや映画のロケ地としても活用されています。

そのような史跡の保存管理などに使われるふるさと納税の返礼品でおすすめは、まず近江牛。日本最古のブランド和牛、それもA5ランクが用意されているので、記念日の食卓にもぴったりです。お酒好きなら「金亀」。創業160年の老舗酒蔵が昔ながらの手法でつくる地酒で、フルーティーな「藍40」から、白ワインのような酸味の「青90」まで、精米歩合が異なる6本セットを飲み比べてみてはいかがでしょうか。

石川県能登地域は昔ながらの里山風景が広がり、国連専門機関の「世界農業遺産」に認定されています。その一部をなす羽咋市で盛んなのが自然栽培です。農薬・肥料に頼らず、肥沃な土壌本来の〝力〟をいかして米・野菜・果樹を育てます。なかでも、「羽咋米」は安心して食べられるお米として人気。また、自然栽培の知識や経験を利用して作られる「のと米プレミアム」もおすすめ。栽培には手がかかり、収穫量が少ないので「高いのかな？」と思われがちですが、シンプルなパッケージを採用するなどコストを抑え、お求めやすい価格で提供しています。

キャンプ好きなら、市内の登山用品メーカーがつくる「焚き火リクライニングチェア」はいかが。座面カバーに難燃素材を使い、「火の粉が飛んできた！」ということがあっても燃え広がりにくいので安心して焚き火を楽しめます。背もたれは3段階で調節可能、ヘッドレスト付なのでのんびりとくつろげます。

愛のある幸せなまち、愛知県幸田町。豊かな自然を残しながら、自動車関連産業の集積として発展し続けており、返礼品にも「ものづくりのまち」ならではの逸品がそろっています。なかでも人気なのが多くのトップアスリートが愛用することで知られる寝具ブランド「エアウィーヴ」。 「スマート01」という人気マットは、今使っている寝具の上に重ねるだけで、手軽にワンランク上の寝心地を体感できます。薄型なので、折り畳みはもちろん、丸めても収納可能です。また、女性に支持されている「ピロースリム」は、通常より薄めに設計されているので、ストレートネックの方や、首のしわが気になる方などにおすすめです。

そのほか、熱心なオーナーが多いことで知られるソニーの自律型エンタテインメントロボット「aibo」も幸田町の”特産”。その愛らしさと賢さは、ものづくりの技術の結晶です。

住民の平均年齢40.8歳、「日本一若いまち」として知られる愛知県長久手市。ほどよい都市化によって「住みやすいまち」として高く評価されている上に、昨年部分開業したジブリパークによって新たな賑わいも生まれています。そんな活気あふれる長久手市の返礼品で注目したいのは「まるや本店」のうなぎ！

まるや本店は愛知県を中心に7店舗展開する、ひつまぶしの名店。そのセントラルキッチンが長久手市にあり、熟練の職人が1尾1尾素早くさばいて炭火で焼きあげた逸品を、真空パックに封じ込め、冷凍で自宅に送ってくれます。消費期限は製造日から360日、出荷後60日。電子レンジなどで温めるだけで、名店の味をご家庭で堪能できます。

日本のど真ん中！　そこからの大パノラマを眺めたいという人は長野県辰野町へ！　ほたるの里としても有名で、ノスタルジーな雰囲気が訪れる人の心を癒します。そんな古き良き時代を演出する逸品が「Occult Dip Box（オカルトディップボックス）」です。一見ただの箱ですが、正体はエレキギターなどの音色を変化させる装置。アンプとの間につなげるだけで1950〜60年代のサウンドを再現します。電源不要なので、自宅、スタジオ、ライブ会場を問わずに使えます。

世界的なワイン品評会IWCの日本酒部門で最優秀賞に選ばれた「夜明け前」もおすすめ。島崎藤村の小説にちなんだ大吟醸は華やかな香りと程よい甘み、キレの良さが味わえます。また、放し飼いで育った軍鶏を丸ごと1羽使ったローストもあります。歯ごたえがあり、噛みしめるたびにうまみがあふれます。見た目のインパクトも十分。クリスマスや年末年始など特別な日の食卓がより賑わうこと請け合いです！